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ソニー、エリクソン提携解消 日経平均が続伸、上値の戻り売りで伸び悩み




 [東京 7日 ロイター] 前場の東京株式市場で日経平均は続伸した。欧米の株式市場で堅調地合いが続いたことを背景に、東京市場も買い先行。証券や海運などこれまで売り込まれていたセクターが買い戻され、日経平均は8600円を回復した。

 前日同様に買い戻しが中心。ただ、上値では戻り売りが出やすいため、前場中盤以降は伸び悩んだ。また、きょうの米雇用統計の発表を控え動きにくく、引けにかけては一進一退の動きとなった。

 東証1部騰落数は、値上がり1204銘柄に対し値下がり306銘柄、変わらずが145銘柄だった。東証1部売買代金は4515億円。

 6日の欧米株式市場は堅調だった。米国株式市場は3営業日続伸。ユーロ圏の銀行に対する支援策が追い風となり、金融危機の脅威が後退するとの期待が高まった。欧州連合(EU)による域内銀行の資本増強計画を好感し、銀行株が上昇をけん引した。また、欧州中央銀行(ECB)はこの日の理事会で1年物資金供給オペおよびカバードボンド買い入れの再開を決定した。こうした対応を好感し、東京市場も買いが先行。

 前場は5日の取引同様、これまで売り込まれていた銘柄の買い戻しが中心だった。ファナック<6954.T>が象徴的な銘柄となっている。同社株は8月1日に上場来高値1万5420円を付けた後、海外情勢の悪化を背景に下落トレンドとなり、10月4日には年初来安値となる9990円まで売り込まれた。足元では欧米株式市場が堅調で、全般的な買い戻しの中でファナックも一時1万1000円に上昇した。

 日経平均は一時8600円半ばに上昇したが、その後は戻り売りに押され、上げ幅を縮小した。市場では「米雇用統計や連休を前にポジションは取りづらく、少し上がるところでは戻り売りが出やすい。資本注入といった期待だけでは買いは継続しない」(みずほ証券・エクイティ調査部シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏)との声が出ていた。

 引けにかけては今晩の米雇用統計の発表を控えて伸び悩んだ。大和証券・株式ストラテジストの野間口毅氏は目先について11月決算のヘッジファンドによる換金売りが45日前ルールで来週にも出尽くす可能性を指摘する。また、「次の焦点は欧州金融安定ファシリティー(EFSF)拡充策がスロバキアで承認されるかどうかだ」とし、スロバキアの対応次第で、日経平均は上値を試す展開になるとの見方を示す。

 個別銘柄では、ソニー<6758.T>の下げが目立った。合弁解消報道や投資判断引き下げを受け売り先行後に下げ幅を広げた。スウェーデンの通信機器大手エリクソン<ERICb.ST>とのスマートフォン(多機能携帯電話)合弁事業を解消し、エリクソンから株式を引き取る方向で交渉している。 米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が6日、関係筋の話として報じた。両社は2001年、折半出資で合弁会社ソニー・エリクソンを設立している。

 (ロイターニュース 吉池 威) 


(この記事は経済総合(ロイター)から引用させて頂きました)
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